『世界一受けたい授業』など多数のメディアで話題のHSP(Highly Sensitive Person:とても敏感な人)専門カウンセラーが「繊細な感性を持つからこそ」深く味わえる幸せを紹介する『今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト』がついに発売!本連載では同書より「繊細さん」が幸せをふやすためのコツをご紹介します。

「繊細さん」の6つの幸せについての記事はこちら

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前回記事:HSP専門カウンセラーが教える「繊細さんの感じる幸せ」

どんな「感じ」も大切にする

 感じる幸せを伸ばすもうひとつのポイントは、「いい感じ」と同じくらい「嫌な感じ」も大切にすることです。

 感じる力は、毎日、様々な場面で使われています。職場で「あの人にはこういう言い方だと伝わりやすい」と感じて、メールの文面や資料作りに活かしたり、「こうしてほしいんだな」と気づいて、相手のためにささっと動いたり。仕事や人間関係など「役に立つ場面」では感じる力を使っている人も、「なんとなく嫌だ」「なんだか疲れたなぁ……」といった自分の心身の状態には蓋をして、いつも通りに動いていることがあるのです。

 これは、役に立つ「感じ」だけを使い、役に立たない「感じ」は無視してしまう、ということです。この状態だと、感じる力そのものにブレーキがかかります。

 役に立つ「感じ」だけを採用するという一見合理的な選択は、実は、自分への「条件つきの愛」です。役に立つことなら感じても良いけれど、手間のかかることや面倒なことは感じてほしくないというのは、「役に立つあなたは、好きよ」「役に立たないあなたは、表に出てこないで」と、自分に条件をつけているのと同じ。

「自分が感じたことは、自分にとって本当のことである」という感覚への信頼は、いわゆる自己肯定感の一部です。仕事や人間関係だけでなく、自分をケアすることにも感じる力を活かしていきましょう。なんだか眠い、疲れてる、と感じたら、少しだけでもいいから休ませてあげる、などです。

 感じたことを受け止めてケアするようになると、「なにを感じても大丈夫」になり、感じる力の土台がしっかりします。

 感じたことはなんであれ大切にしてください。すると結果的に、毎日の「いいもの」を感じる力も、仕事に役立つ感じる力も、ぐんと伸びていきます。

(本原稿は『今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト』武田友紀著の抜粋です。HP「繊細の森」はこちらhttps://sensaisan.jp/