米当局の承認待ちとなっている新型コロナウイルスワクチンは超低温の輸送・保管施設を要する。このためドライアイスメーカーは需要の急増に備えている。
二酸化炭素を凍らせたドライアイスは、ワクチン配送のために航空会社から食品業者に至るまでが編成に関わるサプライチェーン(供給網)の一端を成す。全米のドライアイスメーカーが、大量の新型コロナワクチンを病院や薬局、診療所へ出荷するために必要なこの超低温保存剤の生産拡大を計画している。
ミズーリ州の3工場でドライアイスを製造しているシー・ケイ・サプライのバイスプレジデント、ブラッド・ダン氏は、ファイザーのワクチン配送に協力する予定の公衆衛生当局や医療用品、ロジスティクス企業からの電話に対応しているという。ファイザーはこの計画を過去最大のワクチンキャンペーンと称している。