ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が6日発表した報告書によると、中国の軍需産業の規模は、過去5年にわたり米国に次ぐ世界第2位となっている。ロシアや欧州主要国を上回っていることが分かった。データが入手可能なグローバルセクターの最大手25社による武器・軍事サービスの2019年の売上高は前年比8.5%増の計3610億ドルとなった。これらの企業のうち、4社が中国企業で、12社が米国企業。中国企業の19年の売上高は計567億ドル。米国企業は2212億ドルだった。上位25社のうち2社はロシア企業で、売上高は計139億。SIPRIの報告書によると、中国の国防メーカーの増収率は世界の軍需産業の伸び率の後塵(こうじん)を拝しており、上位4社は4.8%増(19年)となっている。だが主要企業のミサイル生産や造船に関する売上高は入手できず除外されている。
中国の軍需産業、米に次ぐ世界第2位 ロシアなど抜く=報告書
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