新型コロナウイルスの流行を受けて世代間のデジタル格差が広がる中国で、高齢者を支援するため新たな対策が取られている。  国務院(内閣に相当)は先頃、現金の受け付けや紙の「健康コード」を認めるなどの高齢者支援策を企業や地方当局に求める文書を公表した。デジタルの感染対策である健康コードは病院やショッピングセンター、オフィスビルなどほとんどの公共の場に入る際に欠かせない。  デジタル決済が普及した中国はテクノロジーが苦手な人々にとって以前から厄介な場所だったが、コロナで問題はさらに大きくなった。