大学時代、何者でもなかった
僕と麻理恵さんは出会った
僕と麻理恵さんが出会ったのも、大学時代に学外のイベントに参加していた時、会場のエレベーター前で名刺交換したのがきっかけでした。
角を丸くカットした女子力満載のピンク色の名刺に、ヒラヒラのワンピースを着ていた麻理恵さんに僕が抱いた第一印象は「なんか変わった子だな。しかも片づけコンサルタントって何だろう?」。
一方で、麻理恵さんは僕に対して「なんか熱そうな人」と思っていたらしい(そりゃそうだ。当時は起業家に憧れて、「夢」と書かれたピンバッジを着けているような学生だったんだから。我ながら、青いなー)。
何者でもない学生なのに、「世界をもっと良くしたい」と熱く語っていた僕のことを、麻理恵さんは覚えていてくれたそう。
当時はまさか、将来のパートナーになるとはお互いに思ってもみなかったけれど、「同じ時に、同じくらいの熱量で、同じ場所にいた」という縁を考えたら、そうなる運命だったのかも、と思うわけです。
それから6年後に再会した時、僕は人材教育のコンサルタントとしてキャリアを積んでいて、目の前のお客さんのために働くことに必死な日々。
いつの間にか視野が狭くなっていた僕に、麻理恵さんは「あなたはもっと広い世界で挑戦できる、素晴らしい人だよ」と繰り返し言ってくれました。
僕が会社員を辞め、麻理恵さんと一緒に、「片づけを終わらせてときめく人生を楽しむ人を増やす」ことに全力投下する覚悟ができたのは、そんなエールのおかげです。
ちなみに、「素晴らしい」という言葉にも、魔法が宿っているんです。
「素」が「晴れる」と書いて「素晴らしい」。まさに本来の自分らしい素の輝きそのもの─「Be Yourself」というメッセージが込められた言葉なんです。
日本語には、「素(あなたらしさ)」を信じる精神がもともと宿っている。
そう思うと、なんだか守られているような気持ちになりませんか?