コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、11月度の食品スーパー編だ。
いなげや筆頭に食品スーパーは売上高好調!
コロナ禍の特需が続く
食品スーパーの主要4社が発表した11月度の月次業績データ(販売店売上高、既存店_食品売上高、既存店売上高など)は、以下の結果となった。
11月度のマルエツ(ユナイテッド・スーパーマーケットホールディングス〈HD〉)の既存店売上高は、前年同月比101.8%(1.8%増)、Olympic(オリンピック)の既存店_食品売上高は同101.8%(1.8%増)、ライフ(ライフコーポレーション)の既存店売上高は、同102.5%(2.5%増)だった。
今回取り上げる4社の中で最も好調だったのはいなげやで、11月度の既存店売上高は同104.8%(4.8%増)だった。