コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、11月度のドラッグストア編だ。
マツモトキヨシ、売上高4%超減で不調
ドラッグストアの主要5社が発表した11月度の月次業績データ(既存店売上高や国内ドラッグストア売上高など)は、以下の結果となった。
サンドラッグのドラッグストア事業_既存店売上高は、前年同月比115.1%(15.1%増)、ツルハ(ツルハホールディングス〈HD〉)は同109.8%(9.8%増)、ウエルシア(ウエルシアHD)の国内ドラッグストア売上高は同107.9%(7.9%増)、コスモス薬品の既存店売上高は同107.8%(7.8%増)だった。
今回取り上げている5社の中で唯一、前年割れしているのがマツモトキヨシ(マツモトキヨシHD)だ。11月度の既存店売上高は同95.8%(4.2%減)だった。