ブロンコス全試合無料化断念をYouTubeで表明した池田純氏

衝撃の方針発表から数日後、B3リーグから突然、代表の池田純氏に対して、「さいたまブロンコスの主催全試合を入場料無料にする」という決定を翻意するよう通達があった。関係各所との調整やチケットシステム、当日の運営に至るまで、全ての準備が整いつつある状況で、大きな方向転換を余儀なくされた池田氏に、打開策はあるのか。構想していた入場無料のゲームの全容から現在チームが置かれた状況、そしてこれからの対応について、正直に伝える。

寝耳に水の通達

 2020-21シーズンのさいたまブロンコス主催の全試合を入場無料にする──。前回、私はそう宣言しました。しかし大変残念なことに、その宣言を撤回しなければならなくなってしまいました。ファンの皆さま、ブロンコスに注目してくださっている皆さまにはおわびの言葉もありません。

 もちろん、宣言を出す前にB3リーグへの主旨説明は行っていました。また、新しい試みでもありますので、関係する組織・団体への伝達も済ませていました。しかし、本稿執筆のつい数日前に「全試合無料での実施は慎んでほしい」という通達がリーグから届いたのです。理由は2つ、「他チームへの影響があること」と「無料で試合を行うことは極力控える旨の過去のブロンコス含む代表者間の申し合わせがあること」です。