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更年期症状が多いほど仕事のパフォーマンスが低下?

 更年期の女性では、更年期の症状の数が多いほど、仕事のパフォーマンスが低下する可能性のあることを、東北大学ウイメンズヘルス・周産期看護学の橋本恵子氏らが報告した。研究の詳細は、北米閉経学会(NAMS)発行の「Menopause」に11月23日掲載された。更年期の症状が仕事に与える影響については、過去の研究でも評価されてきたが、症状の数とそれが生産性に与える影響を検討した研究は、今回のものが初めてだという。

 橋本氏らは、女性の更年期の症状の数と仕事のパフォーマンスとの関連を調べるべく、日本に住む45~65歳の働く女性599人(平均年齢54.2歳、60.6%は閉経後女性)を対象としてオンライン調査を実施。対象者の絶対的プレゼンティーズムを「世界保健機関(WHO)健康と労働パフォーマンスに関する質問紙短縮版(日本語版)」で計測し、更年期の症状を「Green Climacteric Scale」で評価した。なお、プレゼンティーズムとは、体の不調を抱えたまま就業して生産性が上がらない状態のことをいい、そのうちの健康リスクとの関係をチェックするために使われるものを絶対的プレゼンティーズムという。