「こんまり」こと近藤麻理恵は、今や「片づけ」プロフェッショナルとして、世界で最も知られる日本人の一人となりました。麻理恵さんの世界進出の戦略を手掛けてきたのがプロデューサーであり夫でもある私、川原卓巳でした。日本で活動していた彼女が、どのような流れで世界を舞台に活躍することになったのか。
初めて書き下ろした書籍『Be Yourself』では、麻理恵さんと二人で歩いてきた「自分らしく輝く」ための道のりをご紹介しています。特別なスキルや努力は必要ありません。あなたが、あなたらしく戻ること。そのためのステップをまとめました。本記事では具体的に、あなたがあなたらしく輝くためのメソッドをご紹介します。(構成:宮本恵理子)

自分を活かす最初の一歩は「誰か一人の役に立つこと」Photo by 千倉志野

まずは誰か一人の役に立とう

 自分の価値を活かすというのは、その価値を使って誰かの役に立つということです。

 でも、どうやって?

 まずは、たった一人でいいから、相手を決めて本気で自分を使い切ってみましょう。例えばデザインが得意なら、独立したばかりの友達のサイトデザインを手伝ってみる。お菓子づくりが好きなら、近々イベントを企画している知人に「こんなお菓子を用意するのはどうですか?」と提案してみる。

自分の価値を活かせる出番を、積極的に探してみよう。

 麻理恵さんは、大学時代にまずは友達の家を片づけることから始めていました(本人曰く「趣味で片づけさせてもらっていた」とのことですが笑)。僕の場合は会社員時代、一人のお客さんに本気で向き合ったことがすべてのスタートでした。

 それでよろこばれなかったら残念だけれど、もっとほかにあなたの価値を活かせる方法があるのかもと考えてみればいい。世界は広いのだから!

「助かったよ」「また手伝ってほしい」という好反応を得られたら、いい感じ。

 やってみたことのうち、何がよろこばれたのか? 自分が関わったことで生み出せた価値は何か? ほかの人がした場合との違いは何か?

 そう問いかけながら「自分の価値」をより細かく定義していくんです。

 誰か一人の役に立つと、それは一つのトラックレコード(実績)になります。「自分の価値を活かせた事例」として別の人にも説明できるのです。

 そこからどんどん広がっていく。

 まずは一人のために、本気で事例をつくってみる。これがスタートです。

自分を活かす最初の一歩は「誰か一人の役に立つこと」