年始は毎年多くの日本人が初詣に訪れます。また、大事な時に神社へ参拝をしたり、会社や店先に神棚をまつる風習があったりなど日本人は古来から神様との接点を大切にしてきました。一方で、「神頼みなんかしない」と思っている人もいるかもしれません。しかし、ビジネスで大成功した人の多くは、神さまの力を上手に受け取っているといいます。いざという時に、神様が力を貸してくれる人になれるか否かは、ビジネスにおいても大事なことではないでしょうか。そこで今回は、神道研究家・藤原美津子氏の新刊『神様は、ぜったい守ってくれる』(青春出版社)から、神社参拝の作法を紹介します。
日本人でも意外と知らない、神社のお参りの仕方
神社にお参りする時の基本的な作法とその意味について知らない人は意外に多いです。「鳥居の正しいくぐり方は?」「神社のお賽銭はいくらがいいですか?」など、年代を問わず多くの方々からこのような質問を受けます。
お墓参りの仕方や神棚の祀り方と同様、今更聞けないという方も多いのではないでしょうか。華道や茶道といったもののように、学ぶ場所があって先生がいるわけではありません。一緒に神社を訪れた知人に、「参道の中央は神様の通り道だから、空けておいて、私たちはその少し外を歩く方がいいですよ」とお伝えして、びっくりされたこともあります。