30年前にはほとんど存在しなかった中国の資産市場は現在、借り入れと経済活動の面で世界の最大級かつ最も重要な中心部の一つを成している。中国の不動産セクターは驚異的なペースで発展してきた。建設が急増すると共に資産価格も急騰し、国内トップの不動産開発業者は世界的な大手企業となっている。中国国家統計局によると、2008~09年、2015~16年に金融情勢が悪化した短期間は例外だが、不動産投資はここ20年の大半で国内総生産(GDP)拡大をしのぐ伸びとなっている。外国からの投資が極めて少ないことを考慮すれば、これは開発業者と不動産を購入する家庭の双方で債務が積み上がっていることを意味する。歴史歴史
中国の「コンクリート帝国」 資産市場の実態
家計から地方政府、銀行機能までが頼る住宅ブーム
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