ジョー・バイデン次期米大統領は28日、ドナルド・トランプ大統領が指名した行政管理予算局(OMB)や国防総省の当局者らが政権移行チームの活動を妨害しているとし、国家安全保障が損なわれる可能性もあると述べた。バイデン氏は「国家安全保障に関わる重要分野を巡り、間もなく退任する政権から必要となるすべての情報を現時点で受け取れていない」とし、「個人的な意見としては、これは責任放棄以外のなにものでもない」と続けた。バイデン氏の政権移行を支える側近らは今月に入り、国防総省の会議延期など、新政権の準備を進めているチームは抵抗に直面していると述べていた。クリス・ミラー国防長官代行はこの際、「双方の合意に基づくホリデー期間中の休止」が行われるとしていた。政権移行チームの側近らは、会議開催を休止する合意は結んでいないとしている。
バイデン氏、国防総省などを非難 政権移行の妨害で
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