クリス・ミラー米国防長官代行は3日、イランの脅威に対抗するためペルシャ湾に派遣した原子力空母「ニミッツ」に対し引き続き周辺海域にとどまるよう命じた。米軍幹部からの助言にもかかわらず、3日前に米ワシントン州の母港への帰還を命じたばかりだった。米軍の司令官らはミラー氏に対し、イランからの脅威が高まっていることを挙げ、ニミッツを中東の周辺海域にとどまらせて力を誇示することが重要だと助言していた。ミラー氏は、ドナルド・トランプ大統領や他の政府当局者に対するイラン指導部からの最近の脅しを理由に挙げ、「ニミッツは米中央軍の管轄地域にとどまる」と述べた。ニミッツがどのくらいの期間とどまるかは明らかにしていない。