インドの格安ホテル運営OYO(オヨ)ホテルアンドホームズはわずか1年ほど前、世界で最も話題のスタートアップ企業の1つとなり、世界で2番目に大きなホテルチェーンとなっていた。ソフトバンクグループ傘下の投資ファンド、ビジョン・ファンドなどから数十億ドルの出資を受け、評価額は1年で2倍の100億ドル(約1兆305億円)に達していた。  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で旅行業界が大打撃を受け、評価額の大半は吹き飛んだ。しかし、オヨの問題はパンデミックよりも根深いところにあった。