中国国家統計局が18日発表した2020年の国内総生産(GDP)は前年比2.3%増となった。年初は歴史的なマイナス成長となったが、その後大きく持ち直し、新型コロナウイルスが猛威を振るった20年に世界の主要国の中で唯一プラス成長を確保した。20年10-12月期のGDPは前年同期比6.5%増となった。通年と10-12月期の伸びはいずれも市場予想を上回った。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想は、通年が2.2%増、10-12月期が6%増だった。20年は1-3月期に前年同期比6.8%減と歴史的なマイナス成長を記録したが、4-6月期に3.2%、7-9月期に4.9%のプラス成長となった。