ペンシルベニア大通りにたなびく多くの米国旗やワシントンDC旗は、来る大統領就任式の伝統的なシンボルの1つだ。だが今年は新たなシンボルが目に入る。武装した兵士や警官隊、封鎖された通り、数キロメートルにわたるバリケードだ。就任式を前にしたにぎわいは、ロックダウン(封鎖)された都市の不気味な静けさに取って代わられている。死者を出したドナルド・トランプ大統領の支持者による1月6日の連邦議会議事堂襲撃は、就任式前のワシントンを警備の厳重な野営地へと一変させた。新たな要塞(ようさい)化と新型コロナウイルス抑制を目的とするロックダウンを受け、ジョー・バイデン次期大統領への権力移行直前の週末の首都では活動はほとんど行われなかった。
ワシントン封鎖、州兵部隊と不気味な静けさ
大統領就任式を控えて警備の厳重な野営地と化した首都
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