コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、12月度のすしチェーン編だ。
くら寿司、スシローに暗雲、そろって「前年割れ」の実態
すしチェーンの主要4社が発表した12月度の月次業績データ(既存店売上高)は、以下の結果となった。
12月度のスシロー(スシローグローバルホールディングス〈HD〉)は前年同月比98.7%(1.3%減)、くら寿司は同94.6%(5.4%減)、かっぱ寿司(カッパ・クリエイト)は同89.0%(11.0%減)だった。
最も厳しい結果となったのが元気寿司で、12月度の既存店売上高は、同88.8%(11.2%減)だった。