首都圏だけでも1000店以上、
続く飲食チェーンの閉店ラッシュ
新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、日本政府は昨年2020年4月7日に1度目の緊急事態宣言を7都府県に発令、4月16日に対象を全国へと拡大した。以降、現在にいたるまで、外食産業のチェーン店では大量の閉店ラッシュが続いている。
「甘太郎」や「かっぱ寿司」を展開するコロワイドグループは約200店の閉店を決定。「ガスト」や「ジョナサン」を展開するすかいらーくホールディングスは首都圏を中心とする約200店の閉店を発表している。
ジョイフルも同名で展開するファミリーレストラン約200店の閉店を発表、「ロイヤルホスト」「天丼てんや」を展開するロイヤルホールディングスは、約90店を2021年末までに閉めると発表、当初は約70店を閉店する計画だったが、新型コロナの感染拡大が想定以上に長引いたために、さらに20店の閉店が追加決定となった。
また、吉野家ホールディングスは「吉野家」「はなまるうどん」「京樽」など最大150店舗の閉店を発表し、居酒屋チェーンのワタミも、居酒屋など全店の2割に当たる114店舗を2021年3月末までに閉店するとしている。まさに外食産業は混迷の様相を呈している。