血圧・血糖・血中脂質の数値悪化、いわゆる「トリプルリスク」は相互に関連する。命に関わる深刻なトリプリリスク回避のための「睡眠法」のほか、トリプルリスク対策と「認知症対策」の関連性について、国際医療福祉大学医学部の坂本昌也教授に聞いた。(医療・健康コミュニケーター 高橋 誠)
トリプルリスク回避のための睡眠法
睡眠が意外にも大事な理由
国際医療福祉大学医学部 坂本昌也教授(同大大学三田病院内科部長、糖尿病・代謝・内分泌内科学教授)は、筆頭著者、監修を務める近著『最強の医師団が教える長生きできる方法』(アスコム)で、「規則正しく毎日起きる時間を同じにする、これだけで長生きできる」「認知症の予防には、家族と同じ時間を過ごし、コミュニケーションを図ることが効果的」とエビデンスを基に述べている。
ここでは、坂本医師が患者に直伝している「睡眠の大切さ」「睡眠時無呼吸症対策」「認知症対策」を公開する。