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血圧・血糖・血中脂質の数値悪化は相互に関連し、脳卒中や心臓発作など血管系疾患の重大化リスクを高める。いわゆるトリプルリスクである。この冬、命に関わる深刻なトリプルリスク回避のための「運動法」を、国際医療福祉大学医学部 坂本昌也教授に聞いた。(医療・健康コミュニケーター 高橋 誠)

「トリプルリスク」を回避する運動法
『運動をやってください』は意味がない?

 国際医療福祉大学医学部の坂本昌也教授(同大大学三田病院内科部長、糖尿病・代謝・内分泌内科学教授)が筆頭著者、監修を務める共著『最強の医師団が教える長生きできる方法』(アスコム)では、「腹筋は、日常生活で鍛えづらい筋肉の1つであり、加齢ともに衰えやすい部位でもあるので、とりわけ中高年の皆さまにはお勧め」など、さまざまな運動法がエビデンスを基に紹介されている。

 ここでは、坂本医師が患者に直伝している「運動法」を公開する。

◎「少しでも動くこと」を増やそう

「適度な運動を行うようにしてください」 と医師や看護師、健康雑誌やテレビ番組で言われ、うんざりしたことがある人は多いだろう。

 確かに、運動が体にいいことは分かっている。でも、忙しくて運動ができない、膝や足首が痛くて体を動かすのがつらい…。