2020年の『鬼滅の刃』の盛り上がりを見れば、エンタメの中でも特にマンガとアニメが熱いことは間違いない。ビジネスパーソンも知っておくべき、今年ヒットしそうなマンガとは?(フリーライター 武藤弘樹)

盛り上がりまくるマンガ界
今年来るマンガはどれ?

チェンソーマン『チェンソーマン』(藤本タツキ 著)提供:BookLive!

 2020年は『鬼滅の刃』が大ヒットして社会現象となった。これだけのブームになるのは稀有(けう)だが、マンガ界が今非常に熱い。

 総合電子書籍ストア「BookLive!」が「2021年にヒットするマンガを大予測」なる企画を行った。男性向けと女性向けのマンガを計6作品、書店員2人が選ぶという内容で、「ふうん、書店員さんといっても個人だから主観が結構混じるだろうし、まあちょっと参考になるくらいかな」と、ひねた人間筆頭の筆者なぞは思ったわけである。

 しかし、この選考を行った2人の書店員の紹介文がものすごくて、筆者はそれを読んで考えを改め、姿勢を正すことになった。プロフィールというのは、このように生意気な人間をそれだけでピシャリと黙らせるので、局面によってはやはり大事である。