対話するのはあなた!質問力・返答力も必要

 さて、どうだろう?われわれがバイデン大統領、あるいは菅首相と直接話し合える日は本当にやってくるだろうか?そして、そうなったとき、皆さんは一体どんな言葉で何を話しかけるだろうか?

 それは特別定額給付金の再交付のことだろうか?はたまた日米安保か?コロナ対策の見通しか?またはコロナワクチンを接種できる日か?

 その質疑応答の場はきっと遠からずやってくると筆者は思っている。それほどClubhouseの対話巻き込みの力は卓越している。

 これは筆者の勝手な仮説だが、アメリカ大統領がClubhouseで国民を相手に記者会見する日も遠くない。それで「日本の首相はどうなんだ?」となったときに、菅首相がわれわれ日本国民を相手に記者会見をClubhouseで開くのも自然な推移だろうし、そこで菅首相が良い答弁ができれば、現在のジリ貧の支持率も急上昇するかもしれない。

 逆に、例えばアメリカでバイデン大統領がClubhouse内でスピーチし、さらにユーザーたちと対話したのに対し、菅首相がClubhouseでのスピーチとユーザーとの対話を拒んでしまうとする。世の中の人たちはきっと「彼は何かやましいことがあるのか?」「彼はオープンな対話を拒絶する頑固な人物なのか?」などのたくさんの非難を浴びせかけてしまうだろう…。

 だが、それと同時に、菅首相との対話の場がClubhouseで設けられる時、われわれは同じく、フェーストゥフェースで対話する五分五分の立場で、ちゃんと質問を浴びせかけた上で、彼の返答を受け止める力が求められるだろう。

 どんな有名人とも直接話し合える時代をClubhouseが切り開いたとして、その対話力が試されるのはその有名人その人ではなく、むしろ「あなた」なのだ。

 つい先日、Amazon CEOのジェフ・ベゾス退任のニュースが飛び込んできた。きっと彼もClubhouseにやってきて、自分の言葉で退任についての談話を直接語りかけてくれるに違いない。その瞬間多くの人が直接ベゾスに語りかけ、多くの示唆的な話をその場でダイレクトに話し合えるだろう。

 今までは Twitterで一方向にただただ垂れ流されていた対話性の一切ない「つぶやき」は、Clubhouseを通じ、双方向の声の「雑談」へと進化するだろう。

 その時代にあなたはどういう言葉でどういうことを話すのだろうか?

 改めて、直接人と話す、その言葉の力が問い直されるのだ。