アイドルやタレント、アスリートなど人前に立つ職業の人や個人の名前が立っている人は「ファン」に支えられているといっても過言ではない。人気商売ゆえ、ファンは大事にしなければならない存在である。その一方、彼らを困惑させるようなファンもいる。20~40代男女が「怖い」「おかしい」と感じる、絶対に関わりたくない「モンスターファン」の事例を集めた。(取材・文/池田園子、編集協力/プレスラボ)

どう見ても危険な
モンスターファン

 芸能人や著名人と切っても切れないのが、彼らを好きで応援し、支える「ファン」の存在。SNSが普及して誰もが発信者となれる現代は、YouTuberや地下アイドル、ブロガーなど、インターネット上でブレイクし、その界隈で「プチ有名人」になる人も少なくない。

 多くはSNSアカウントやブログなど、「自分のメディア」を開設・運用している。そんな彼らにとって、ファンとコミュニケーションをとる機会は増えているといえる。

 それに加え、ネット上で自分がファンからどう見られているか、エゴサーチ(自分の名前などで検索すること)をし、確かめる人もいるだろう。ファンの動向をつかみやすい時代でもある。

 良識あるファンしかいなければ何の問題もないが、純粋に「応援する」「好きでいる」という適切なファンの枠を超え、良からぬ方向へ進んでしまうファンも中にはいる。好きすぎるあまり、対象に過度に執着してしまうのだ。

 筆者は、これまでダイヤモンド・オンラインで、「モンスター◯◯」を度々取り上げ、実録として紹介してきた。今回は、通常の感覚では理解しかねるような「モンスターファン」のケースを20~40代男女に聞いて集めてみた。こんなモンスターファンを見かけたことはないだろうか。