リーダーの資質を身につけるためには…?
リーダーの資質を身につけるためには…?  Photo:PIXTA

リーダーは「俊敏」に
行動しなければならない

 首都圏や関西圏で発出されている緊急事態宣言の延長が決まりました。経営環境は一段と厳しくなり、先行きに強い危機感を抱いているリーダーは多いはずです。

 この様なときこそ、リーダーは「率先垂範(そっせんすいはん)」をしなければなりません。つまり、リーダー自身が先頭に立って物事に取り組むのです。たとえ部下がついてこなくても、自分だけでもやる、そのくらいの強い気持ちを持ってこの危機に対峙(たいじ)するのです。

「指揮官先頭」として先頭に立ったリーダーは、新型コロナウイルスの感染にはもちろん十分に注意しつつ、俊敏に行動することが求められます。東洋思想研究の安岡正篤先生(1898〜1983年)の本にありましたが、「俊敏」の「敏」には、「頭をフルに回転させる」という意味もあるそうです。

 つまりリーダーは、危機の中にあっては、頭をフルに回転させて正しい方向を見つけ、知恵を絞って最良の手を探す。しかし、リーダーだけが知恵を出せばいいというわけではありません。