16日発表された世論調査によると、米ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事(民主)の支持率が低下している。クオモ氏を巡っては、高齢者施設での新型コロナウイルス感染症の死者数の報告手法について民主・共和両党から批判が相次いでいる。シエナカレッジ研究所が州内の有権者804人を対象に実施した調査によれば、クオモ知事の全体的な職務遂行能力に対する支持率は1月の55%から51%に低下し、不支持率は41%から47%に上昇した。州による高齢者施設の死者数の公表方法を支持すると回答した人の割合は39%、不支持は55%だった。州当局者によると昨年3月以降の高齢者施設入居者の新型コロナによる死亡が確認された、または推定される人は1万5000人超で、州の公式発表より50%程度多い。ニューヨーク州は、高齢者施設入居者の病院での死亡例に対する議員や記者からの質問に何カ月も回答しなかった。
NY州知事の支持率低下 高齢者施設の死者数公表方法に批判
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