個別株投資で500万円がパァ!コロナ相場の誘惑に負けた会社員の後悔
コロナ禍で個別株に手を出した男性会社員。最初はうまく行っていたのですが… Photo:PIXTA

長期分散投資で難関となる
「やり過ごす時期」とは

 将来の資産形成において、どのように投資をしたらいいのか相談を受けることがよくあります。その際、投資経験が少ない初心者の方に対しては、インデックスファンドでの長期分散投資から始めてみては、とお勧めしています。

 しかし最近、少し投資に慣れてきたからなのか、株式相場が好調だからなのか、長期分散投資だけだと「つまらない」と感じている人が増えているように思います。昨年のちょうど今頃に起こったコロナショックにより株価が乱高下した時に、うまく含み益を出すことができた人などは特にその傾向が強いようです。

 長期分散投資では、いくら複利であるといっても、当然ながらはじめの数年は増え方が少ないものです。時間がたてばたつほど利益が膨らんでいく仕組みですから、あまり増えない時期を「やり過ごす」必要があります。しかし、始めた頃はそうした仕組みを理解していても、それをいつの間にか忘れてしまうのです。

 一度、個別株などで利益を得る経験をすると、その「なかなか増えない時期」が妙につまらなく、刺激がないと感じてしまうのでしょう。この「やり過ごす時期」が、投資信託を積み立てる際の最初の難関であるといっても過言ではないと思います。