ゆっくり回すのではなく、
できるだけ速く勢いよく回すのがポイント
短くなった手を伸ばすのに、毎日行いたいのが、「基本体操」。確実に手を伸ばすために、片側ずつ行いましょう。前回しを7回、後ろ回しを7回、左右ともに行います。
7回以上回してもいいのですが、あまり時間がかかると面倒に感じて続かない恐れがあります。「継続は力なり」で続けることが重要なので、7回ずつにしておきましょう。
その際、ゆっくり回すのではなく、できるだけ速く勢いよく回すのがポイント。腕自体の重さで遠心力が働きますから、手が伸びやすくなるのです。
試しに片側だけを回してみて、回していない手と長さを比べてみてください。回した方の手が伸びていることが確認できるはずです。
この「基本体操」を、最低1日1回行います。からだに負担がかかる体操ではありませんから、1日何回やってもOKです。
タイミングを決めた方が継続しやすいので、毎日欠かさず行う習慣(歯磨き、トイレ、食事、入浴)のついでに行うと良いでしょう。
翌日になると、手は元通りに短くなります。手を回すことを日々の習慣にしていると、手が伸びたままキープできるようになり、不調が気にならなくなります。
両手を伸ばし、手の長さを確かめる
01-(1) 鏡の前で両足を腰幅に開いてまっすぐ立つ
01-(2) バンザイをするように、両手を肩幅でまっすぐ上に上げる
01-(3) 背すじを伸ばし、手のひらを正面に向け、指先を伸ばす
01-(4) 左右の手の長さを確認
片手をまっすぐ上げ、手のひらを内側へ向ける
02-(1) 片手をまっすぐ上げ、手のひらを内側へ向ける
02-(2) 反対側の手でわきの下を押さえる
02-(3) 指先は伸ばす
前回しを7回行う
03-(1) 手のひらを内側へ向けたまま、前から後ろへ、前回しを7回行う
後ろ回しを7回行う
04-(1) 前回しが終わったら、同じように後ろ回しを7回行う