松屋で「シュクメルリ鍋定食」を食べるジョージアのティムラズ・レジャバ臨時大使(右端)と大使館員
松屋で「シュクメルリ鍋定食」を食べるジョージアのティムラズ・レジャバ臨時代理大使(右端)と大使館員 写真提供:在日ジョージア大使館

コーカサス地方に位置するジョージア。最近この国の名前を聞く機会の多い読者もいるかもしれない。そのきっかけを生み出したのは、2020年1月に牛丼チェーン「松屋」に登場した「シュクメルリ鍋定食」だ。今、このシュクメルリが日本を席巻している。ジョージアにも複数回の渡航歴があり、現地の食事情にも精通する著者が、この流行の背景を探った。(イスラエル国立ヘブライ大学大学院・総合商社休職中社員 徳永勇樹)

日本で流行の兆しを作った
松屋の「シュクメルリ鍋」が再登場

 シュクメルリとはジョージア国を代表する料理で、鶏肉、牛乳、にんにくを主な材料とする。筆者もジョージアで本場のシュクメルリを食べたことがあるが、生のにんにくがこれでもか、というほど入っていて、何杯でもおかわりをしたくなる料理だった。

 日本での流行の兆しを作ったのが2020年1月に登場した松屋の「シュクメルリ鍋定食」だ。株式会社松屋フーズの青木氏によれば、2020年のメニュースケジュールを考えていた際、東京オリンピックにちなんだ国際的な料理を提供しようと各国料理を調査。シュクメルリが同社の得意材料の鶏、ニンニク、オリジナルソースというキーワードに合致することに気づき、商品化に至ったという。