タスクを実行する

 実行日を決めたタスクは、その当日に実行していくことになります。その日のアポイントメントを実行しつつ、それ以外の時間でタスクを実行していきます。

 どのタスクから実行するかは、当日決めて構いません。事前に何もかも決めておくのは、ちょっと窮屈に感じますから、タスクの順番くらいは当日自由に決めましょう。タスクとアポイントメントを合わせた「仕事量」を事前にチェックしていれば、予定したタスクはほぼ完了できるはずです。突発の仕事が入ったりしてタスクを実行しきれない場合は、翌日に回せるものは翌日に回して対処します。

実行記録を取ってみる

 タスクを実行したら、そのタスクにチェックを入れておきます。それぞれのタスクが「完了したか」「未完了か」の区別はわかりやすくしておきます。未完了のタスクをうっかり見落としてしまうと、あとで困ることもありますので、ここはしっかりと。

 また、タスクを実行する際には、実行時間の記録を取っておくのがおすすめです。タスクはもともと「アポイントメントが入っていない時間帯」に行なうもの。つまり、タイムスケジュールの中で、その部分は「空き時間」になっています。ここに、書き込むのです。

 タスクを開始した時刻から線を引きはじめ、タスクが終わったらその時刻まで線を延ばします。タスクの内容も簡単に書いておきます。こうすると、どのタスクにどのくらいの時間をかけたか、あとで振り返って見ることができます。すべての時間帯に、きっちり記録をつけるのは大変ですから、時々、記録が漏れても気にしなくて構いません。また、短時間で終わるタスクはいちいち書かなくても構いません。多少アバウトでも、ある程度記録が残っていると、あとで参考になることが結構多いのです。

 タスクの所要時間は、自分の思ったようにはいかないものです(最初は特に)。しかし、記録をつけていると、どのタスクにどのくらいの時間がかかるか、だんだんわかってきます。これが新しくタスクを書き込む時(仕事量を予想する時)の参考になります。