新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、これまで見過ごされがちだったタイプの不動産が脚光を浴びている。その不動産とは「ドライブスルー」物件だ。フードホールやレストランは、コロナ危機に伴う度重なる入店者数制限で大きな打撃を受けている。だが、チックフィレ(Chick-fil-A)やマクドナルド、チェッカーズ & ラリーズ(Checkers & Rally’s)といったチェーン店は、ドライブスルーレーンを備えた店舗で売り上げが増加していることを明らかにしている。ドライブスルーはパンデミック下で以前より人気が出ている。不動産投資仲介会社B+Eのカミーユ・レンショー最高経営責任者(CEO)は「車で乗りつけることができるので、社会的距離が保てる」と指摘している。