アマゾン・ドット・コムの従業員数は現在、ウォルマートに次いで全米2位の規模となっている。80万人近いアマゾン従業員が巨大労組の組織拡大のターゲットになるのは当然だ。アラバマ州ベッセマーがその主戦場になっており、戦いの行方はアマゾンにとって、特に同社従業員にとって重要だ。  小売・卸売業・百貨店ユニオン(RWDSU)は昨年11月、ベッセマーにあるアマゾンの配送センターの労働者5000人以上を傘下組織に迎え入れる計画を示した。米民主党は、小売り・ハイテク分野の巨大企業であるアマゾンとの戦いでの勝利を強く欲している。