年内に外国旅行を計画している人々の多くは、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けたか、検査で陰性となったことを証明しなければならなくなりそうだ。欧州連合(EU)と中国はともに、「ワクチン・パスポート」計画を進める考えを表明している。  中国外務省によると、同国は個人のワクチン接種状況もしくは直近の検査結果を示す証明書の発行を検討している。同様に、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は今月、ワクチン接種の有無を明記するか、未接種の場合には検査結果の詳細を記したEU市民向け「デジタル・グリーン・パス」を提案する予定だ。