将来有望な企業数百社に投資する中国ネット大手のテンセントホールディングスが、テクノロジー市場の急成長で大きな利益を上げている。同社の投資ポートフォリオの価値はおよそ2500億ドル(約26兆7000億円)に上る。テンセントは中国の万能アプリ「ウィーチャット」が一番有名だが、売上高で世界最大のビデオゲーム会社でもあり、「リーグ・オブ・レジェンド」や「王者栄耀(オナー・オブ・キングス)」などのヒット作がある。新型コロナウイルスの流行で中国国内でのデジタルサービスの普及が加速する中、中核事業の好調を受け、香港市場に上場する同社の株価は上昇を続けている。時価総額は現在、約9000億ドルで、中国企業として首位に立つ。
中国テンセント、積極投資で帝国拡大
国内外スタートアップへの投資価値は27兆円
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