【香港】劉偉聰(ローレンス・ラウ)氏は、昨年7月に香港国家安全維持法(国安法)の下で最初に起訴された人物の弁護士を務めた。この人物は街頭の抗議デモで中心的役割を果たしていた。その後同じ法律で起訴されたラウ氏は今週、自分自身を弁護する立場に立たされた。  劉氏は民主主義を支持する政治家ら数十人とともに、政権転覆を謀った罪に問われた。この裁判は、香港の民主派に対して中国の弾圧が始まって以来、最大規模のものとなる。4日間にわたった保釈請求をめぐる審理は4日遅くに終わったが、被告たちは全員収監されたままだ。