米労働省が5日発表した2月の雇用統計によると、非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比37万9000人増加し、市場予想の21万人増を上回る高い伸びとなった。  新型コロナウイルスの感染が鈍化する中、雇用情勢が改善しつつあることが示された。  失業率は6.2%で、1月の6.3%から若干改善した。エコノミスト予想は6.3%だった。失業率は2020年4月につけたピークの14.8%から大きく改善しているが、「コロナ前」のほぼ50年ぶり低水準を依然として上回っている。