市場環境に振り回されないために
必要なこと

では、こうした外部環境の変化に振り回されないで、長く投資し続けていくためには何が大切なのでしょうか。

決め手になるのは、「投資先に対する理解度」です。

拙著『【エル式】 米国株投資で1億円』では、エル流「米国株選びの6つのポイント」を紹介していますが、その最初に「自分がよく知っている製品・サービスを扱っている」ことを挙げています。

中長期保有をベースに株式を保有していると、リーマン・ショックやコロナ・ショックのように、株式市場が激しく動揺するタイミングが数年に一度、必ず訪れます。

株式市場全体が下落トレンドで保有銘柄の株価も下落したら、そのまま持ち続けても大丈夫なのかと不安な気持ちになります。

でも、その不安に負けて保有株を売ってしまった直後、市場が反転してV字回復することも珍しくないのです。

その点、自分がよく調べて、よく知っている銘柄なら、市場が動揺しても不安に駆られて“狼狽売り”する失敗は避けやすくなります。

くり返しますが、市場環境に振り回されないために決め手になるのは、「投資先に対する理解度」なのです。