現在の官僚も必読する
三笠宮崇仁の「中国論」

 私の仕事の中でご紹介したいのが、「三笠宮崇人仁親王が戦時中に書いた日中不戦の誓い」です。

 昭和19年、当時の支那(当時の中国の呼称)派遣軍総司令部に幕僚として勤務していた三笠宮崇仁は、日中戦争における日本人としての内省(幕僚用)として、当時の日本軍の失敗と中国とのつきあい方について、鋭い分析を書かれていました。

 この観察をもとに中国と接していたら、あんなことにはならなかったでしょう。少し長くなりますが、一部をご紹介します。

1 中国人は「水」である。いかなる器物にも調和できる。米英人は「綿」である。肌触りは至極微温湯的で、いつ水中にはいったのかさえ気づかせない。そして、綿から水が離れる時は、綿は一杯水を吸い込んでいる。日本は鉄である。水に対する威圧は異常なもので、絶対的な圧迫を感じせしめる。しかし鉄が水から離れたときに付着する水量はわずか数滴にすぎない。

2 日華経済提携の原則

イ 中国は鶏である。日本はまず鶏を十分肥らせて、卵を生ませて、これをもらえばよい。
しかるに、日本の経済政策はと余りにも鶏の生存を脅かすばかりでなく、卵を生まぬ先から毛をむしりとろうとする。

ロ 中国人が米英人に煙草盆を出すと、彼らは中の煙草は吸うが、箱は置いて行ってくれる。日本人に出すと、煙草はみんな吸って、しかも煙草盆までもって行って、面子も台無しになってしまう。

米英は「花より団子」であり、日本は「団子より花」である。

(中略)