2024.11.20
誰も語らない石破自民“大復活”シナリオ、「野党議員一本釣り」で始まる政治刷新の予兆とは
キャスティングボードを握ると言われている国民民主党は、次の参院選までに雲散霧消する可能性が高い。玉木雄一郎代表のスキャンダルのせいではない。この政党の議員のほとんどが、自民党に入党してもおかしくないメンバーだからだ。かつて「釣り堀…
元週刊文春・月刊文藝春秋編集長
大阪キリスト教短大客員教授 元岐阜女子大学副学長、元週刊文春・月刊文芸春秋編集長。1955年京都市生まれ。78年早稲田大学政治経済学部政治学科卒、同年文芸春秋入社。『週刊文春』『文芸春秋』の編集長を経て、2015年常務取締役、18年退社。現在、大阪キリスト教短大客員教授を勤める。関わった主な記事は、江川紹子との坂本弁護士失踪事件追及、野坂参三密告の手紙、少年Aこの子を生んで、ジャニーズ追及キャンペーン、田中真紀子秘書給与疑惑、村木厚子独占手記、田中角栄の恋文、尾崎豊の遺書など多数。著書に『文春の流儀』。
2024.11.20
キャスティングボードを握ると言われている国民民主党は、次の参院選までに雲散霧消する可能性が高い。玉木雄一郎代表のスキャンダルのせいではない。この政党の議員のほとんどが、自民党に入党してもおかしくないメンバーだからだ。かつて「釣り堀…
2024.11.13
松本人志氏の訴訟取り下げが話題になっている。今回の取り下げには「謎の部分」が多くあり、世間では色々な憶測が飛んでいる。しかし、週刊文春の編集長を務めた筆者から見ると、メディアの報道には誤解が多く含まれているように見える。週刊誌に関…
2024.11.8
「空前の大接戦」と予想されていた米国大統領選は、共和党のトランプ元大統領が総得票数で民主党のハリス副大統領を上回り、完勝となった。ハリス氏は早々と敗北を認めている。しかし、本当にこれで終わりだろうか。実は、検察出身のハリス氏にはト…
2024.10.30
先の衆院選挙における自公連立政権の大敗で、メディアは首相や幹事長の退陣、参院選前の自民総裁交替、そして他党との連立工作など「次の話」に熱中しています。しかし、悪いことばかりではありません。石破首相には、国会に「最強のタッグ」を組め…
2024.10.23
横浜市青葉区の市が尾駅近くで老人の家が襲われ、窓を割った侵入者に老人が縛られたまま殺されたというニュースが流れた。ああ、例の「トクリュウ」が、とうとうわが家の近くにまで現れたのだ。日本の犯罪はもはや別次元に入った。“狙われない街作…
2024.10.16
今年の日本人にとって、スポーツに関するいいニュースと言えば大谷翔平ばかり。もはやメディアも、日本のプロ野球など大きく扱わない。これでいいのだろうか。今こそ「メジャーの二軍」となりつつある日本のプロ野球を改革しなければいけない。その…
2024.10.9
石破新政権の船出は、所信表明冒頭から野党の怒号が飛び交い、首相の声が聞こえないほどのドタバタスタートとなりました。しかし、今までの総選挙で、これほど日本の未来にとって重要なテーマが争点になったことはありません。石破首相からは相当な…
2024.10.2
不信任・失職と毎日マスコミに取り上げられる兵庫県の斎藤元彦知事と比べて、「どちらがひどいのか」と住民に言われているのが石川県の馳浩知事だ。能登半島を襲った記録的豪雨に際して輪島市から救援を求められた際、「物資が届いていないことを初…
2024.9.25
中国の深セン市で日本人の男児が殺害された。国連総会で両国の外相が会談を持ったが、日本側の詳細な情報公開の要求に中国側は言葉を濁すばかりだった。今回も、日本政府がいつものように適当に中国にあしらわれて終わるのではないかという不安が募…
2024.9.18
ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領が死去した。南米のカリスマの1人だったフジモリ氏と日本との縁を思い返すにつけ、残念でならない。フジモリ氏と日本政府の意識のズレが、現在に至る日本の外交の大きな失点につながっていると思えてならない…
2024.9.11
「お米が手に入らない」と悲鳴を上げる人々がいる一方で、そんな状況に実感を持てない人も多い。そして政府は「米は足りている」との一点張りだ。「令和の米騒動」と言われる現象は、一体どこまでが本当なのか。その背景には、米市場の根深い課題が…
2024.9.4
自民党総裁選で優勢の世襲議員、小泉進次郎氏に対して、立憲民主党代表選の有力候補である野田佳彦氏は、まさに対照的なキャラクターと言える。党首への立候補宣言で「金魚たちに立ち向かっていくドジョウでありたい」と述べた、ホンモノの努力家だ…
2024.8.28
「もう高校や大学の名門校卒の選手はなるべく上位では指名しない」。そんなことを言うスカウトが増えてきた。確かに、最近見ていると、甲子園で勝ち進む高校の主力選手が、プロに入って予想ほど活躍していないケースが目につくようになった。高校野…
2024.8.21
突如岸田総理が次期総裁選に立候補しないと宣言。そこから多くの候補が矢継ぎ早に「次期総裁」に名乗りを上げ、永田町とメディアは次の総裁候補は誰かという分析に熱中している。逆風の中で行われる今回の自民党総裁選は、これまでとは違う。激戦を…
2024.8.19
南海トラフ地震臨時情報として「巨大地震注意」が発出され、日本中がバニックになった。しかし1週間でそれは解除され、改めて日本の地震予知やその情報共有の仕方が議論されている。実は、日本の地震予知には重要な視点が欠けていると指摘する声も…
2024.8.14
とうとう恐れていた南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」が発表された。これにより、南海トラフ地震の発生が現実の可能性を持ち始めた。しかし、岸田首相の会見では地震への具体的な対策は見えてこない。日本を亡国の危機から救うために、今で…
2024.8.7
昔は五輪といえば、金メダル候補に熱狂的な期待がかけられ、その重圧に負けて敗退し、日本中の落胆と非難を受けるというケースが少なくありませんでした。それに比べて、最近の五輪選手は「五輪を楽しみたい」と公言し、これまでなし得なかった好成…
2024.7.31
さすが芸術の国、パリらしい独創的な開会式で始まり、史上初めて「男女同数」のフランス五輪が開催されている時期に、おじさん雑誌『週刊文春』の元編集長が、「不適切にもほどがある」過去の五輪選手との会話やエピソードを紹介する。誰もが知って…
2024.7.24
米大統領選におけるトランプ前大統領の再選が、いよいよ現実味を帯びてきた。ここにきて民主党のバイデン大統領が選挙戦から撤退、後任にハリス副大統領を指名した。順当といえば順当だが、民主党大会の大統領候補指名まではまだ時間がある。今回の…
2024.7.17
松本人志問題における大阪でのSNSの盛り上がりを見ていると、1990年代の中日ドラゴンズ、星野仙一ブームを思い出してしまう。星野監督の代名詞といえば「鉄拳制裁」。時代は様変わりし、そんなことを言うのが格好悪いことだと今はわかるようになっ…
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