幼い子にはけっこう大変な
「消しゴム」問題

しかも、間違えたプリントの文字を消しゴムで消して書き直すというのは、幼い子にとってなかなか大変な作業でもあります。

きれいに消さなければ正しい答えを書けないし、その答えがまた間違えていたら、また消しゴムで消す。

その一連の動作を子どもの横で見守っていると、なんだかつらそうだし、そもそも効率が悪かったのです。

公文式では「間違えたところを消して、やり直して、また提出する」ということを全部自分でやることを「勉強」としていますが、それは幼い子にとってはかなりハードルが高いと私は感じていました。

そのことが公文式を続けることの妨げとなっている場合が多いとも聞きます。

自分が間違ったところを消しゴムで消す時間と手間、採点の順番を待つ時間もけっこう長いですから、時間がもったいないと思うこともありました。