「糖質オフ」の過信は禁物!

(5)糖質オフでも飲みすぎない!

 お酒に含まれるアルコールは、中性脂肪の合成を促すとともに、中性脂肪を分解する「リポタンパクリパーゼ」という消化酵素の働きも阻害します。普段のお酒を糖質オフのビールなどに替えれば糖質の摂取量は減りますが、アルコール量そのものが減るわけではありません。休肝日を設けつつ、1週間の飲酒量が今より少なくなるように計画しましょう。

 そして、できれば、気候も良いこれからの季節に運動の習慣化についても考えてみましょう。ただ、「これから週末はランニングするぞ!」という目標は「それならできそう」でいて、実際には「やっぱり難しい…」となったりするので、「梅雨入りするまでは週1日ランニングをする」というような期間限定作戦もおすすめです。終わりが見えていると気軽に始められる上に、達成後には「自己効力感」も上がっているので、意外とすんなり継続できたり、新たなチャレンジができたりするかもしれません。

 健康診断の結果は、一度見たら「はい、終わり」でどこにしまってあるかもわからない…という方も少なくありません。ですが、コロナ禍で働き方やライフスタイルが変わった方は、この機会にぜひ一度見返して、前後の数値の違いを見比べてみましょう。この一年の食生活が今のライフスタイルに合っているのかを見直す良いタイミングにもなると思います。

 ストレスも中性脂肪値に影響を与えると言われていますので、まずは無理のない範囲で食生活に少し変化を起こしてみてくださいね。

(栄養士・食事カウンセラー 笠井奈津子)