「食べないのに痩せない」のは
男性特有の「頑張りすぎ」が原因だった!?
食事改善の相談を受けたときに、「(栄養士に)毎日のメニューを決めてもらった方が楽」「コンビニ飯も、セブン-イレブンなら毎日でも大丈夫でしょう?」というような声を聞くことがあります。それはほとんどの場合、男性から発せられるものです。
もちろん、女性でも「メニューを決めてもらった方が楽です」とおっしゃられる場合もありますが、「でも、ランチは好きに食べていいですか??」「お菓子はいつだったら、何だったら許されますか?」なんていうふうに、どこか抜けがあるものです。
抜けがある、というと、悪いイメージに思われるかもしれません。しかし、特定の食事にこだわる方が、時に危険なときもあるのです。
たとえば、中性脂肪値、血糖値などが健康診断でひっかかったAさん。体重を落とすことが大事だと、この一年は次のような生活をしていました。
朝…玄米ごはん、りんご、味噌汁
昼…チキンサラダ、ラップサンドもしくはツナサンドイッチ、ヨーグルト(いずれもコンビニ)
夜…サラダ、味噌汁
夜は時に飲み会も入りますが、基本は判で押したように同じメニューが続きます。コンビニ派の人には分かるかと思いますが、ランチ代もかなりかけていて、真剣に取り組まれています。最初の3ヶ月でいきなり10kgも落としたので、つらいと感じることもなかったそうです。
ただ、10kg落ちた後、目標まではあと5kg以上あるのに、ずっと体重が停滞していて、ここにきて、どうしらたいいのかわからなくなった、というのがご相談内容でした。