バブル崩壊後高値を更新した日経平均
強気論の勢い増すも目先が今年のピークか
1年ほど前に1万6552円(2020年3月19日終値)まで下落した日経平均株価は、その後上昇基調をたどり、直近ではバブル崩壊後高値を更新する3万467円(2021年2月16日終値)に達した。
株式市場が活況を呈する中、最近では強気論が勢いを増し、近い将来にバブル時のピーク水準を超えるとの声も上がる。しかし筆者は次ページ以降で述べる3つの理由から、日本株は目先でもう一段上昇し、日経平均で3万2000円~3万3000円程度に達する可能性があるものの、それが今年のピークになるのではないかと考えている。