新型コロナウイルスの起源解明や将来のパンデミック(世界的大流行)再発防止を巡り、科学者らは冷凍保存された血液サンプル(検体)に手掛かりを求めようとしている。  こうした取り組みは世界に広がっており、米赤十字社や米疾病対策センター(CDC)などの組織は、コロナの抗体の形跡を求め、古い血液サンプルの調査に着手した。欧米など各地域の血液バンクは感染の兆候を検知するため、検査の新たなアプローチについて協議している。