――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  労働組合の結成は、米アマゾン・ドット・コムの事業運営の足かせになるか? その答えは明確ではない。  アラバマ州にある同社の物流施設の一つで「小売り・卸売り・百貨店労働組合(RWDSU)」参加の是非を問う投票が行われ、従業員約6000人に一票を投じる機会が与えられた。全米労働関係委員会(NLR)は9日に票の集計を終え、約71%が反対に回ったとの推計を示した。投票結果の認定はまだ行っていない。  同施設の従業員はアマゾンが全米で抱える約95万人の1%にも満たない。