米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンで安全性に問題がある可能性が浮上したのは、もちろん望ましくないニュースだ。だが、一般市民も米金融街も、パニックに陥るのはまだ早過ぎる。米保健当局は13日、J&J製のワクチン使用を一時的に停止するよう勧告した。接種を受けた女性6人に深刻な血栓が生じたとの報告を受けた措置だ。米国ではこれまでに約670万人がこのワクチンを接種している。13日の取引でJ&J株は売り先行で始まった。一方、米バイオテクノロジー企業モデルナなどワクチンメーカー他社は上昇した。