1日5分4週間で、顔、首、アンダーバスト、ウエスト、二の腕が、スッキリほっそり!
“ろっ骨美人”になると、すべてが動き出す!
運動不足や太りすぎでボディラインがくずれたと思ってダイエットしても、9割の人はスタイルがよくなりません。スマホやパソコンの影響に加えて、ステイホームやテレワークで前かがみの姿勢をとる時間が長くなったせいで、ろっ骨がゆがんでいる人がほとんどだからです。ろっ骨が傾いたり開いたりしていると、脂肪がなくても、ウエストはくびれることができません。
ボディメイクの達人・森拓郎最新刊『おうちで簡単くびれ作り リブトレ』では、自分で簡単に、ろっ骨を締めて正しい向きに矯正するストレッチとエクササイズを紹介しています。

スタイルをよくするのに、体重を気にしてはいけない理由とは?Photo: Adobe Stock

スタイルは一目瞭然、体重は自分しか知らない

女優さんやモデルさん、街ですれ違ったきれいな人を見て、「わ、スタイルいい!」と思うこと、ありますよね? どうしてそう思うのでしょうか?

小顔だから? 腕や脚が細くて長い? ウエストがくびれている? バストの形がいい? おしりが小さい? ムダな肉がない? スタイルがよいと感じるポイントはたくさんあると思いますが、それ全部、形のことですよね。

スタイル抜群な人を見て、55kgだとこうはいかないとか、この小顔だったら45kgくらい?と体重のことを考える人はまずいません。少しくらい体重が重くても、全身のバランスと形がよければ体重はどうでもいいんです。体重は本人以外、誰も知らないんですから。

それなのにやせればスタイルがよくなるはずだと信じて疑わない女性が多いと感じます。

もちろん体重が減ることで、スタイルがよくなることも、おしゃれな服が似合うようになることもあります。でも、同じ身長体重だからといって同じボディラインにはなりません。平均的な身長体重の女性が2人いるとします。1人はろっ骨が整ってスタイル抜群、おしゃれな服も似合います。1人はねこ背でお腹がくしゃっとつぶれて身長が低く見え、体型ももっさり。同じ身長体重であっても、この2人が同じ服を着たら、後者はイマイチおしゃれに見えない……ということになるでしょう。

体重を減らす前に、
美リブになろう!

あるいは厳しい食事制限を続けて5kgやせたとしましょう。体が軽くなって全体にスッキリするかもしれませんが、やせたからといってお腹だけがへこんだり、二の腕だけがやせたりすることはまずありません。体重を減らすことだけを目標にすると、ピンポイントで体の形を変えることはできないのです。

バストはボリュームダウンしたくないのに胸だけやせた、下半身太りを解消したくてダイエットしたのに上半身が貧相になって下半身が以前よりも目立つようになった、幼児体型から抜け出すためにやせたのに全然くびれなかったという経験をした人も多いのではないでしょうか。

この際、体重のことは忘れてください。先にろっ骨を整えるべきです。

美リブになったのにどうしても許せない脂肪があるとしたら、それからダイエットしても遅くないと思います。

本原稿は、森 拓郎著『おうちで簡単くびれ作り リブトレ』からの抜粋です。この本では、1日5分4週間で、気になる顔、首、アンダーバスト、ウエスト、二の腕がスッキリほっそり変わるエクササイズを紹介しています。リブトレで、これまでノーマークだったろっ骨を整えて、おうちで簡単にくびれボディを目指してみませんか?(次回へ続く)

スタイルをよくするのに、体重を気にしてはいけない理由とは?
森 拓郎
運動指導者、フィットネストレーナー、ピラティス指導者、整体師、美容矯正師
大手フィットネスクラブを経て、2009年、自身のスタジオ「rinato」(加圧トレーニング&ピラティス)を東京・恵比寿にオープンし、ボディメイクやダイエットを指導。

足元から顔までを美しくするボディワーカーとして、運動の枠だけにとらわれないさまざまな角度からボディメイクを提案する運動指導者として活動している。ボディラインを重視したキメ細かいボディメイク指導に定評があり、ファッションモデルや女優などの著名人からの信頼も厚い。
著書に、『運動指導者が断言!ダイエットは運動1割、食事9割』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『30日でスキニーデニムの似合う私になる』(ワニブックス)、『ボディメイクストレッチ 理想の体を手に入れればどんな服も着こなせる』(SBクリエイティブ)などがある。