ひねくれてしまった中高年社員
どうすれば有効活用できるのか
出世の道が途絶えた中高年社員の言動について、若手社員から下記のような相談を受けることがよくある。
「経営陣の戦略や方針を批判し、さらには、彼らの過去の過失や私生活の問題まであげつらって社内で吹聴して回ってうんざりです。明らかに職場の士気を下げているのですが、なんとか黙ってもらうことはできないものでしょうか」
「会議で提案をする際に、いつも『私の言うようなことは皆さんのお気に召さない昔のやり方でしょうが』とか『どうせ偉い人は私の言うことなど、切って捨てるでしょうが』などと、いつもひねくれたような余計な一言を挟まずにはいられないようなのですが、どうにかしてもらえないでしょうか」――。
要は、出世できなかった “ひねくれ中高年社員問題”である。