米ホワイトハウスは15日、アフガニスタン駐留米兵を殺害した同国の武装勢力にロシアが懸賞金を支払っていたという確かな情報はないと明らかにした。この疑惑が昨夏に報じられたことで、米ロの緊張関係が高まっていた。ホワイトハウスによると、米情報機関は懸賞金疑惑に関する報道の信頼性が「低~中程度」しかないと判断した。バイデン政権は15日、ロシア外交官の国外追放などの追加制裁措置を発表したが、懸賞金に関する報道とは無関係だとした。政府当局者によると、懸賞金疑惑は、情報収集のための厳しい環境の下、拘束されていた人からもたらされたものだった。機密解除された報告書によると、情報の世界で「中程度」の信頼性とは一般的に、情報の出どころは確かでもっともらしいが、裏付けが不十分であったり、質が低かったりすることを意味する。
米兵殺害にロシア懸賞金疑惑、確かな証拠なし=ホワイトハウス
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