セブン-イレブンPhoto:Diamond

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、3月度のコンビニ編だ。

緊急事態宣言下でも強いコンビニ
3月の売れ筋は?

 コンビニの主要4社が発表した3月度の月次業績データは、以下の結果となった。

 3月度のセブン-イレブン(セブン&アイホールディングス〈HD〉)の既存店売上高は前年同月比103.1%(3.1%増)、ファミリーマ—トは同100.0%(増減なし)、ローソンは同98.7%(1.3%減)、ミニストップは同99.1%(0.9%減)だった。

 セブンイレブンは前年実績超え、ファミリーマートは増減無し、残り2社は微減で踏みとどまっており、3月21日まで続いた緊急事態宣言下でも比較的ダメージが少なかった。では、各社において何が「売れ筋」だったのだろうか?